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空挺団恒例の降下訓練始めが1月9日、北沢防衛大臣ら防衛省・自衛隊の高級幹部をはじめ、1万人余の観衆が見守る中、快晴の習志野演習場で行われ、航空機からの鮮やかなパラシュート降下や降着戦闘訓練が繰り広げられた(写真はいずれも1月9日、習志野演習場で)。

1万人余の観衆が見守る中、降着戦闘訓練の展示でAH1S対戦車ヘリによる支援を受けながら迫撃砲部隊とともに戦闘を行う空挺部隊

高度約340メートルの空自C130H輸送機から次々と降下する空挺隊員

CH47輸送ヘリからリペリング降下で潜入、直ちに戦闘態勢をとる先遣の降下誘導小隊の隊員

双眼鏡で空挺団の展示訓練を見る北沢防衛相(前列中央)と、その左は中江次官、右は折木統幕長
空挺団(団長・山之上哲郎陸将補、習志野)の平成23年降下訓練始めが1月9日、快晴の習志野演習場で行われた。
1年間の降下訓練の安全を祈願する恒例行事で、昭和49年から一般公開されており、今年は空挺団をはじめ支援の1ヘリ団、東方ヘリ隊、普通科教導連隊、空自支援集団など計約400人と、陸自ヘリ13機、空自輸送機4機、74式戦車や装甲車など車両65両が参加。
北沢防衛相、中江事務次官、折木統幕長、火箱陸幕長、金沢官房長ら防衛省・自衛隊関係者のほか、野田佳彦財務大臣、佐藤正久参院議員、米軍関係者などの来賓、一般の見学者ら計約1万1000人が見守る中、航空機からの降下訓練と降着戦闘訓練が約1時間にわたって繰り広げられた。
午前11時前、山之上団長を先頭に空挺団の各指揮官、最年少隊員ら計15人が高度約340メートルを飛行するCH47輸送ヘリから初降下。この様子を機上で視察後、ヘリで到着した北沢大臣らが着席して降着戦闘訓練に入った。
先陣を切って偵察要員10人が高度約1400メートルを飛ぶCH47からMC4自由降下傘を巧みに操り、円を描くように降下。枯れ草で擬装した偵察オートバイやOH1観測ヘリによる偵察活動後、UH、CH両ヘリから主力部隊を先導する降下誘導小隊がリペリング降下で潜入。次いで会場上空を高度約340メートル、時速約200キロで飛行する空自C1、C130H両輸送機から主力部隊約80人がドーム状の696MI空挺傘で続々と降下を開始。さらに支援の物料が投下され、部隊はCH47のスリングなどで輸送された迫撃砲部隊とともに戦闘を開始した。
AH1S対戦車ヘリが降下地点を制圧する中、空挺主力はUH1多用途ヘリの地雷散布やドアガン射撃などの支援を受けながら敵機甲部隊の進攻を阻止。じ後の作戦に向けて航空部隊や車両部隊が進出する一連の状況がダイナミックに展示された。
訓練後、北沢大臣は整列した参加隊員を前に訓示し、「日ごろから厳しい訓練や任務を重ね、高い士気と練度を誇る諸官を大変誇りに感じる。昨年策定された防衛大綱で打ち出された動的防衛力という考え方のもと、今後はより高い機動力や迅速な展開、対応能力が求められ、空挺団の役割もこれまで以上に重要になる。日々の訓練と自己研鑽で一歩一歩技術や能力を高め、新しい時代の防衛力を形作る力となってほしい」と激励した。
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