「朝雲」グラフ特集

 <グラフ> さっぽろ雪まつり 11旅団協力団
巨大雪像 完成目前 運んだ雪1万トン




 完成間近い「フラウエン教会」。雪まつりの雪像史上最高の26メートルの高さを誇る(1月31日、大通公園で)

 「第61回さっぽろ雪まつり」(札幌市など主催)の開幕を2月5日に控え、支援に当たる陸自11旅団(松川史郎陸将補)では担当する大雪像の最終仕上げに全力を挙げている。
 今年、同旅団が制作する雪像は大通会場の3体。全国的に知名度の高い円山、旭山両動物園の動物たちをモチーフにした「北の動物園」(担当・11特、11後支など5部隊)、ドレスデン大空襲でほぼ全壊しながら世界中からの寄付で再建されたドイツの「フラウエン教会」(同・北方通群、北方後支)、日本の平城遷都1300年祭と韓国の大百済展の同時期開催を記念した「韓国・百済王宮」(同・18普連、11戦大など4部隊)。
 雪まつり協力団(団長=小森副長)は1月6日、真駒内駐屯地で編成を完結。担任官・松川旅団長の「国内外各地から訪れる観客に夢と感動を与える見事な雪像を制作せよ」の訓示を胸に、翌7日から雪の輸送を開始。2月1日までに運んだ雪は5トントラック約2000台分、支援隊員数は延べ約1万5000人に達した。
 雪まつり史上最高の高さを誇るフラウエン教会(26メートル)をはじめ、今年は例年より雪像のサイズが大きく、作業量も増えている。
 それでも隊員たちは市民や企業から差し入れのラーメンや石狩鍋、ポトフなどで寒さをしのぎながら制作に取り組んでいる。

 雪まつり協力団の編成完結式で整列、敬礼する小森副長以下の協力団隊員。壇上は松川11旅団長(1月6日、真駒内駐屯地で)


 民間の除雪車の協力で雪像制作用の雪を大量に積み込む陸自ダンプ(1月8日、札幌市内で)


 雪像用の雪を満載して峠の下り道を隊列を組んで進む11旅団の雪輸送隊ダンプ(1月10日、札幌市内で)


 足場を組み板で囲んだ雪像の基礎部にクレーンで雪積み作業を行う陸自隊員(1月15日、札幌・大通公園で)


 雪像の部分接合や細部の補修に欠かせない「ねり雪」を制作中の隊員(1月19日、大通公園で)


 寒風の中、足場に登って雪像の形を丁寧に整える雪まつり協力団の隊員(1月23日、大通公園で)


 雪輸送開始式で交通安全祈願のマスコットを市民団体代表から贈られる輸送隊員(1月7日、大通公園で)


 作業の手を休め、市民から差し入れられたラーメンで暖を取る隊員たち(1月17日、大通公園で)


 日が落ち、夜間照明の中で作業が続く4部隊共同制作の「韓国・百済王宮」(2月1日、大通公園で)