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「朝雲」グラフ特集
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16DDH「ひゅうが」 |
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![]() IHI・マリンユナイテッド横浜工場のドックで艤装工事の始まった16DDH「ひゅうが」全景 |
![]() アイランド後部のフェーズド・アレイ・レーダー下に設置された航空管制室(ガラス窓の部分)。複雑な傾斜は視界の確保とステルス機能向上のためだ |
8月23日、IHI・マリンユナイテッド横浜工場で進水した海自の13500トン型ヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」は、平成21年3月の就役を目指して装備品の艤装工事が始まっているが、このほどヘリ甲板や武器搭載個所などを個別に撮影した同艦の写真が海自から公表された。 空撮写真では、長さ197メートルの全通甲板や、右舷に寄せられた艦橋・航空管制室・煙突などを一体化したアイランドの形状がよく分かる。全通甲板上には完成時、4カ所のヘリ・スポットが描かれる予定だ。 ヘリ7機が収容可能な大型格納庫は飛行甲板下にあり、ヘリは大型エレベーターにより昇降される。このエレベーターは艦橋部左側と後部甲板の中央部にある。 「ひゅうが」は戦闘艦だが、これまで護衛艦に装備されてきた艦載砲や対艦ミサイルは搭載されず、主要武器は自艦防御用の中距離対空ミサイル、20ミリ高性能機関砲CIWS、対潜用アスロック、短魚雷発射管などとなる。 CIWSは艦首部右舷の飛行甲板上と艦尾左舷下部に設置された専用マウントに装備。これは着艦するヘリの進入を妨げないよう配慮されたものだ。対空ミサイルとアスロックの兼用垂直発射機(VLS)は右舷後部の飛行甲板下に埋め込まれるため外部からは見えない。 短魚雷発射管や内火艇も両舷の船体側面に収納され、普段はシャッターで隠されている。同艦では突起物を極力なくし、船体や上部構造物にはすべて傾斜をつけ、敵のレーダーに探知されないよう、さまざまな配慮がなされている。 左舷の飛行甲板縁には一段下げたキャットウォーク(通路)が設けられ、ヘリ発着時や強風下でも乗員が安全に移動できるようになっている。その前後には、海上から攻撃してきた小型舟艇に対処するための機銃設置スペースがある。 アイランド前後の台状の場所には、護衛隊群の旗艦を務める「ひゅうが」の指揮・通信に欠かせない衛星通信用のアンテナが設置される。アイランド後部の上方に張り出したガラス窓に囲まれた部屋は、発着するヘリに指令を与える航空管制室だ。災害派遣や国際緊急援助活動時には陸・空自の大型輸送ヘリなども同艦に着艦するため、航空管制室は3自衛隊統合運用の最前線ともなる。 新DDH「ひゅうが」は21年3月に就役予定だが、すでに2番艦の建造も18年度予算で決定。こちらは来春、同じくIHI・マリンユナイテッド横浜工場で起工し、23年3月に完成の予定だ。 |