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クウェートの空自派遣輸空隊で栄誉礼を受ける安倍首相(5月1日、アリ・アルサレム空軍基地で)
首相一行とC130H輸送機をバックに記念撮影する空自派遣輸空隊員(アリ・アルサレム空軍基地で)
本日、渡辺弘隊司令を始めとするイラク復興支援派遣輸送航空隊の諸官が、日本とは文化、風習、気候が大きく異なるクウェートにおいて、高い士気と規律を保ちながら、イラク復興支援活動に励んでいる姿を自らの目で確認することができました。そして、これまで諸君らの労をねぎらうことができればと考えてきましたが、今回それが実現し、大変うれしく思います。
イラクにおける治安情勢は、依然として厳しく、特にバグダッドをはじめイラクへの運航は予断を許さず、離着陸の際にフレアーを頻繁に使用すると聞いています。飛行隊の諸官におかれては、大変神経を使う困難な任務を遂行しているのです。500回近くに上る運航を無事故で達成できたのは、全隊員が一丸となった努力の賜であると思います。
C130が無事に任務を行っているという報告を聞くたび、細心の注意を払いながら安全運航に努める飛行隊の諸君、毎日朝早くから入念に整備を行う整備隊の諸君、高度な専門知識を駆使して航空機の安全な運航に欠かせない判断を行う情報・気象・安全担当の諸君、全隊員の生活を陰で支える補給・施設担当の諸君、基地の守りを担う警備隊の諸君等、日々の運航を支えるため各自の任務に邁進している諸官の姿が目に浮かびます。各々の努力の積み重ねが、わが国のイラク復興支援活動に対する内外からの高い評価につながっているのです。
生活面においては、砂嵐の影響で、諸官らの居住区には砂ぼこりが舞い込み、いくら掃除をしても足りないこともあるようです。また慣れない環境の中、自前で作り上げた大浴場で、仕事を終えた後の一風呂に浸ってリラックスすることが多くの隊員にとって楽しみであるとも聞き及んでおります。
厳しい環境の中での任務。空自部隊の諸官であれば、どのような状況においても、イラクの青藍の天空を貫き、国連や多国籍軍への支援を通じ、我が国の代表として、イラクの復興に引き続き大きく貢献してくれるものと確信しています。
諸官の活動については、国連や米国はもとより、イラク国民からも多くの感謝の言葉をもらっています。そのたびに、私は、わが国の真価を世界に知らしめてくれている諸官の姿を思い起こしてきました。
「イラク復興支援という1ページを日本の歴史に輝かしい足跡として残すは自分たち」、このことを胸に刻み、引き続きイラク復興のため、任務に邁進して欲しいと思います。
最後になりますが、故郷を遠く離れた中東の地で、日本のため、イラクのため、そして、世界の平和のために困難な任務をこなす諸官に、最高指揮官として、心より感謝の言葉を述べたいと思います。渡辺隊司令の「日々真剣」の合言葉の下、残りの任務を立派に完遂し、無事に日本に帰還されることを切望し、私の訓示とします。
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