防衛関係資料


 

主要な防衛力整備・編成

 即応性、機動性、柔軟性及び多目的性を備え、軍事技術水準の動向を踏まえた高度の技術力と情報能力に支えられた多機能で弾力的な実効性のある防衛力を効率的に整備する。

 ◇陸上防衛力
 ▽ゲリラや特殊部隊の攻撃等対処、災害派遣等に有効な装輪装甲車、軽装甲機動車、暗視装置、施設器材等を整備▽75式自走155ミリ榴弾砲21両の減勢が見込まれるため、99式自走155ミリ榴弾砲8両を整備▽74式戦車43両の減勢が見込まれるため、90式戦車11両を整備▽対戦車ヘリコプター(AH1S)の減勢に伴い、戦闘ヘリコプター(AH64D)を整備▽地対空誘導弾(改良ホーク)の後継として、将来の経空脅威の動向に柔軟・的確に対応し得る03式中距離地対空誘導弾を整備。
 ▽甲類の調達=89式小銃6869丁、対人狙撃銃176丁、5・56ミリ機関銃MINIMI386丁、12・7ミリ重機関銃80丁、81ミリ迫撃砲L169門、120ミリ迫撃砲RT4門、99式自走155ミリ榴弾砲8両、90式戦車11両、軽装甲機動車203両、96式装輪装甲車23両、87式偵察警戒車3両、化学防護車2両。
 ▽乙類の調達=車両、通信器材、施設器材等総額834億円。
 ▽航空機の調達=AH64D戦闘ヘリ1機、OH1観測ヘリ2機、UH60JA多用途ヘリ1機、UH1J多用途ヘリ5機、CH47JA1機、LR2偵察機1機の計11機。
 ▽誘導弾の調達=03式中距離地対空誘導弾2個中隊、93式近距離地対空誘導弾4セット、96式多目的誘導弾1セット、01式軽対戦車誘導弾67セット。

 ◇海上防衛力
 ▽ヘリ運用を重視した護衛隊の中枢となる護衛艦(DDH)の減勢に伴い、情報・指揮通信能力及びヘリコプター運用・整備能力等を向上した護衛艦(DDH)を整備▽潜水艦の減勢に伴い、水中持続力等を向上した潜水艦(SS)を整備▽掃海艇の減勢に伴い、高性能機雷対処能力を向上した掃海艇(MSC)を整備▽哨戒ヘリコプター(SH60J)の減勢に伴い、対潜水艦能力・多用途性等を向上した哨戒ヘリコプター(SH60K)を整備▽救難飛行艇(US1A)の減勢に伴い、飛行性能等を向上した救難飛行艇(US2)を整備▽初等練習機の減勢に伴い、民生品を活用した初等練習機(T5)を整備。
 ▽艦艇の建造=◎護衛艦DDH(1万3500トン)1隻、潜水艦SS(2900トン)1隻、掃海艇MSC(570トン)1隻、支援船3隻(300トン型起重機船1、1・9トン型特別機動船2)の計6隻、1万7272トン。ほかに「むらさめ」型護衛艦等の短SAMシステムの換装3隻。
 ▽航空機の調達=SH60K哨戒ヘリ5機、US2救難飛行艇1機、T5初等練習機1機の計7機。ほかに、EP3電子戦データ収集機1機の改善。

 ◇航空防衛力
 ▽航空軍事技術の進歩や経空脅威の動向に対応し得る防空能力を確保するため、戦闘機(F15)を近代化改修▽三沢基地の戦闘機(F4EJ改)の減勢に伴い、戦闘機(F2)を整備するとともに、その他の基地の戦闘機(F4EJ改)の減勢についても対応▽救難ヘリコプター(UH60J)に対する空中給油態勢を整備するため、輸送機(C130H)に空中給油機能を付加するための試改修に着手するとともに、受油機能を持つ救難ヘリコプター(UH60J)を整備。あわせて、輸送機としての能力(航続距離・貨物積載量)を向上させる等のため、輸送機(C130H)に受油機能を付加。
 ▽航空機の調達=F2戦闘機6機、CH47J輸送ヘリ2機、U125A救難捜索機1機、UH60J救難ヘリ2機、T7初等練習機3機の計14機。ほかに、F15戦闘機の近代化改修6機、E2C早期警戒機の改善2機、E767早期警戒管制機のレーダー機能向上4機、RF4E偵察機の偵察機能の改善2機。
 ▽誘導弾等の整備・調達=ペトリオット地対空誘導弾の射耗用ミサイル整備総額94億円、爆弾用精密誘導装置42個、軽装甲機動車20両。



 ◇組織改編、定数等

 ▽新たな脅威や多様な事態に実効的に対応し、国際平和協力活動に積極的に取り組むための新たな体制を構築する。その際、効率化・合理化を図りつつ、必要な要員を確保するものとする。
 (ア)組織改編
 ▽◎陸上自衛隊中央即応集団(仮称)の新編。約3200人=機動運用部隊や各種専門部隊を管理するとともに、国際平和協力活動を一元的に行うこととし、隷下に◎国際活動教育隊(仮称)を新編。約80人▽◎陸上自衛隊中央情報隊(仮称)の新編。約600人▽海上自衛隊第27護衛隊の廃止▽海上自衛隊第6潜水隊の廃止▽海上自衛隊◎第1海上補給隊(仮称)の新編等=護衛艦隊隷下に◎第1海上補給隊(仮称)を新編、第1輸送隊を自衛艦隊から護衛艦隊隷下に編成替▽◎航空自衛隊機動衛生隊(仮称)の新編。
 (イ)定数等
 ▽自衛官定数等と事務官等定員の変更=自衛官は即応予備自衛官を含め、17年度末の25万9960人から18年度末の25万9698人に減員。また、事務官等は17年度末の2万3527人から18年度末の2万3425人に減員。(詳細は別表)
 ▽自衛官の平均人員等=18年度末の平均人員は陸自14万5906人(平均充足率93・47%)、海自4万3975人(同96・00%)、空自4万5321人(同95・75%)
 ▽予備自衛官の員数=員数増は行わない。18年度末は陸自4万6000人、海自1100人、空自800人の計4万7900人。
 ▽予備自衛官補の員数=18年度に新たに1260人を採用予定で同年度末には陸自計1995人。