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がんばれ「朝雲」
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| 『朝雲』紙面を通じて防衛庁・自衛隊を力づけてきた各界有識者をはじめ、さまざまな企画記事で協力していただいたOBの皆さんから、『朝雲』五十周年にメッセージを寄せていただいた。(五十音順) | ||
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自衛隊の素顔をうつす鏡 国防に関連する五十周年が相次いでいる。一昨年は陸上自衛隊、昨年は日米安保条約締結、今年は海上自衛隊が五十年の歴史を刻んだ。そして自衛隊の成長を追ってきた朝雲新聞もまた、知命の齢に達したのである。五十年間毎週報じられた隊員の活動、組織の変遷、武器装備の変化。入隊、昇進、退役、殉職。嬉しいことも悲しいことも、記事になった一つ一つのできごとが積み重なって現在の自衛隊が存在する。自衛隊の素顔を映す鏡として、これからも毎週読み続けたい。(前慶応義塾大学教授、駐米公使、13年度「春夏秋冬」執筆) |
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何より隊員を 大切に思う心 『朝雲』は、第一線の戦闘機操縦者時代の私には、知識の足らざるところを指摘してくれる畏友でした。そして空幕では、自衛隊の現在と将来を共に考えてくれる親友でした。『朝雲』は、なによりも隊員を大切に思う心が素晴らしい。自衛隊の活動範囲の拡大とともに、隊員も家族も、信頼する『朝雲』の一層充実した記事を待ち望んでいます。『朝雲』が次の五十年もますます発展して、自衛官の真の友であり続けて下さるよう祈念して止みません。(第21代航空幕僚長、日米エアフォース友好協会会長) |
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『朝雲』と同じ 時間を生きて 私は一九四九年生まれで、朝雲新聞社とほぼ同じ時間を生き、世界の変化を経験してきたことになる。陸海空三自衛隊共通の専門新聞は諸外国にあまり例を見ない。自国の防衛組織の実態を総合的に報じる報道機関は、民主主義において非常に有益で重要な存在である。また国内関係資料だけでなく、米国防四年次見直しの訳などわが国の防衛に関係する資料を積極的に掲載する努力を高く評価し、今後もこの姿勢を堅持されるように希望する。(軍事評論家、13年度「春夏秋冬」執筆) |
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『朝雲』で知る 自衛隊の士気 私が防衛庁在職時代から二十年以上経ちます。当時は、長く続いたデタント時代から漸次ソ連の脅威に目覚め、自衛隊だけでなく全国民が北方防衛の士気高かった時代です。その後時うつり、ソ連は崩壊して冷戦が終わりましたが『朝雲』を拝見している限り士気は衰えていないようです。すべての戦略戦術の前提は、士気高い精強な軍隊の存在です。今後とも自衛隊の高い士気を維持していくにあたっての『朝雲』の役割に期待します。(評論家、元駐タイ大使、元防衛庁国際参事官、昭和59年度「春夏秋冬」執筆) |
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紙面が刻んだ 歳月の重み 初めて『朝雲』を手にしたのは、第七期生徒として陸上自衛隊生徒教育隊(現・少年工科学校)に入隊した昭和三十六年のことだから、付き合いは四十一年になる。その後『朝雲』が立派になるにつれ、自衛隊も堂々たる姿に成長した。しかし、『朝雲』を開くたびに寂しさを覚えるようになった。五十六歳となり、将官以外の同期生の消息が紙面から消えたからだ。『朝雲』と自衛隊の姿は、刻んだ歳月の重みを我々に教えてくれる。(軍事アナリスト、9年度「春夏秋冬」執筆) |
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本紙でコラム ニスト初体験 「春夏秋冬」に執筆したのが私のコラムニストとしての初体験であった。「何を書いても結構です」と川畑編集局長からお言葉を頂いたが、この縛りのなさは有難いようで実はかなり厳しい。わが十二回のエッセイは一本芯を貫くテーマに欠けていたのではないかと、今にして思うのであるが、引退するインディペンデンス号に紙上で感謝の告別が出来たのはとても嬉しかった。稚内基地を訪れた話も未だに忘れられない。 |
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後世にのこる 貴重な資料 五十年という歳月の歴史を築いてこられた関係者のご尽力に、心から敬意を表します。その多くの業績の中で、『大東亜戦争公刊戦史』並びに自衛隊の活動記録の刊行は後世に遺る貴重な資料となるでしょう。 |
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専門紙として 更なる努力を 『朝雲』は、防衛庁・自衛隊の専門の新聞として、その実状を半世紀にわたって毎週報道し続けています。この間、自衛隊の最高指揮官である総理大臣は現在で二十三人、防衛庁長官は六十人にも達しています。そして東西冷戦構造の発芽から最盛期・崩壊へと激動する国際軍事情勢の強烈な衝撃を受けながら、今日の自衛隊は、着実に充実されつつあります。『朝雲』は、この自衛隊の歴史を淡々と、ある時は感情を込めた文字や写真で、ある時は辛口の文章で読者に理解と感動を与えてきていると思います。 |
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『朝雲』は研究 学徒の情報源 佐瀬 昌盛 私は大学の世界で暮らしてきた。三十年前、大学人で『朝雲』を読んでいたのは何人いたか。当時、私はまだ防大に奉職していなかったから、その空気はよく分かった。防衛庁・自衛隊はタブーであり、『朝雲』の名を知る研究者は暁天の星だった。 今日、安全保障研究学徒は激増し、『朝雲』は重要な情報源と見なされている。編集部のご健闘のたまものである。 この間、残念なことが一つあった。雑誌『国防』の消滅である。その名称はともかく、論文雑誌がやはり欲しい。(拓殖大学海外事情研究所長、防大名誉教授、昭和52年度「春夏秋冬」執筆) |
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存在の貴重さ 更に明らかに 佐藤 謙 防衛庁・自衛隊は発足以来、全員心を一つにして国民の負託に応えるべく不断の努力をして参りましたが、貴紙は汗と涙を共にした同志であり、心から敬意と感謝を表します。 特に、全国各地の隊員に、他部隊の活躍ぶり等を身近に報道することにより、一体感の醸成に大きな役割を果たしてこられました。かかる機能について、我々の組織にとっての重要さと、新たに作ることの困難さに思いを至せば、貴紙の存在の貴重さがいよいよ明らかになります。 創刊五十年を機に、更なるご発展をお祈り致します。(都市基盤整備公団副総裁、前防衛庁顧問、前防衛事務次官) |
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隊員の心と心 をつないだ 志方 俊之 「継続は力なり」と言うが、『朝雲』五十年の偉業は大したものだ。考えてみれば、『朝雲』は多くの隊員の「こころ」を伝えてきた。自衛隊は大きい組織だから、ともすると、その中に個人が埋没してしまう。隊員個人を扱った記事は、離ればなれの隊員の「こころ」を繋いだ。かつて勤務した部隊の近況には懐かしい友の姿を見た。自衛隊を「心と心で結ばれた鉄壁の集団」に育て上げた功績の一部は『朝雲』にあると言って過言ではない。(帝京大学教授、元陸自北部方面総監) |
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中庸・公正な立場の堅持を 俵 孝太郎 言論で一番大切なことは、視点の一貫性です。ところが最近はぶれが激しい。 国際環境の変化もあります。連立政治の影響もあるでしょう。「不況」が反映してとげとげしい反応が出安くなっている面もある。 しかし、過去の積み重ねからはみ出した議論は、往々にして人心を乱し、ひいては国を誤ります。一見勇ましい説ほど、マユにツバをつけて見る必要があります。 自衛隊の皆さんが、黙々として業務に精励しておられることに敬意を表します。と同時に、『朝雲』紙が、いままで堅持してきた中庸公正な立場で言論・報道の任に当たることを期待します。(評論家、昭和56、4年度「春夏秋冬」執筆) |
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過不足のない報道姿勢評価 西 修 毎号、隊員の生の声が、大きなぬくもりの輪となって伝わってくる感じです。これは一般紙には絶対に期待できません。自衛隊の行動について「過不足のない」報道姿勢を貫いている点を高く評価します。何か身近なテーマについて、読者同士の意見交換があれば、もっと親しみのわく紙面になるのではないでしょうか。本紙を通じて「自衛隊の今」を理解させていただいています。貴紙のますますのご発展を祈念申し上げます。 (駒沢大学教授、13年度「春夏秋冬」執筆) |
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使命感と士気 高揚に寄与を 西元 徹也 朝雲新聞が自衛隊と苦楽を共にしつつ、このたび創刊五十周年という記念すべき節目の年を迎えられたことは「継続は力なり」という言葉に代表されるとおり、実に意義深いものであり、深甚の敬意と謝意を表します。 これからも常に第一線の部隊と隊員及び家族に温かい目を注いでその真姿を伝え、その人たちに国内外の動きや防衛問題を分かりやすく伝えて、使命感と士気の高揚に寄与されることを願い、ますますご発展あらんことを心からお祈り申し上げます。(第23代陸上幕僚長、第20代統幕議長) |
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自衛隊認知の役割果たす 森本 敏 自衛隊草創期の歴史は国民に自衛隊を認知してもらう苦労の歴史でもあった。しかし、電車の中で「税金泥棒」と言われたこともある防大生時代から比べれば今日は隔世の感がある。国民も自衛隊と共に成長し国防への認識も高くなった。しかし、本来は軍隊がもてはやされる時代などロクでもない。軍隊とは国民から静かに支持されるのが良いのである。 『朝雲』は自衛隊が国民に認知される役割を立派に果たしてきた。この功績を軍隊に当てはめれば一個軍団の戦力に匹敵する。これからも国民の後方支援力を代表して頑張ってほしい。(拓殖大学国際開発学部教授、11年度「春夏秋冬」執筆) |
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機関紙超えて広範な読者を 渡辺 昭夫 何ごとも、継続することはそれだけで一つの事件である。とくに出版といったような地味な仕事について一貫したテーマで仕事を続けるのは大変なことである。 もし、この五十年間の朝雲新聞の全部が手許にあってそれを通観することができたなら、発足以来の自衛隊の歴史をつぶさに辿ることができるだろう。自衛隊や戦後日本の防衛政策を調べたいと思う人にとって、貴重な基礎的資料になるはずである。 今後に望むことがあるとしたら、自衛隊の役割への関心が高まってきている昨今、仲間内の機関紙という観念を越えて、より広い読者層を獲得するように一層の努力と工夫をしていただきたい。(平和安全保障研究所理事長、東京大学名誉教授、2年度「春夏秋冬」執筆) |