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朝雲新聞社代表取締役社長
中島毅一郎
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節目を迎え決意新た
自衛隊員の新聞『朝雲』が昭和二十七(一九五二)年六月、警察予備隊共済組合の機関紙として誕生してから、第2515号(2002年6月6日付)で創刊五十周年の記念すべき節目を迎えました。この間、激動する内外情勢の中で、警察予備隊は保安隊を経て陸上、海上、航空の三自衛隊に発展、国家防衛と国際平和に貢献する中核として、国民の強い支持を得るまでに大きく成長しました。
制服自衛官が街を歩けば罵声を浴びた草創期はもちろん、今日に至るまで絶えず政治的対立の狭間に置かれるなど、自衛隊にとってこの半世紀は、平坦とはほど遠い道のりでしたが、いま振り返ってみるなら、平和に過ぎたこの戦後日本の歴史そのものが、自衛隊の存在意義の明白なあかしといえるのではないでしょうか。
『朝雲』は隊員の福利厚生・部内広報の機関紙としてスタートした後、広く部外にも自衛隊を知ってもらうための広報媒体をめざし、昭和三十七(一九六二)年には防衛庁共済組合から朝雲新聞社に発行権が譲渡されました。以後、部隊や隊員の動向のみならず防衛行政・自衛隊のすべてを報道対象とする、他に類をみない防衛問題専門の週刊紙へと発展、今日に至りました。
私どもは紙面制作に当たって、隊員の喜びを喜びとし、悲しみを悲しみとして、また、新聞としての記録性を重視するとともに、防衛庁・自衛隊にとってたとえ不名誉な出来事であっても事実は事実として報道し反省の糧とするなど、文字通りの「隊員の新聞」をめざし、自衛隊とともに半世紀を歩んできました。
この間、社業なかばで取り組んだ出版事業の『戦史叢書』(防衛研修所戦史部編)全一〇二巻は、過ぐる大戦を研究する上で欠かせない一次史料として高い評価をいただいたほか、防衛庁・自衛隊の全面的な協力で刊行した『防衛ハンドブック』『自衛隊装備年鑑』なども、いまではわが国の防衛を語る際の欠かせない基礎的資料に成長、多くのご支持をいただくまでになりました。
創刊から半世紀という節目の時代を迎えた今、『朝雲』を支え、励まし続けてくださった隊員読者とご家族、OBをはじめ、防衛庁・自衛隊、防衛庁共済組合、関係諸団体、各界有識者、さらに企業の皆様に対し、深く感謝申し上げるとともに、国際貢献など、より多様な任務に献身する自衛隊員とこれからも心をひとつにして、防衛庁・自衛隊広報の一翼を担っていきたいと、社員一同、改めて決意を新たにしています。
『朝雲』への今後とも変わらぬご支援を、心からお願い申し上げます。
創刊50周年特集ページ
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