巻頭グラビア
主要航空機
空自創設50周年記念塗装機
本編
1950年代 ゼロからのスタート
1960年代 平和への基礎固め
1970年代 ひとり立ちの時代へ
1980年代 精強の航空戦力
1990年代 国際平和の一翼担う
2000年代 21世紀への飛翔
資料編
航空基地
航空機の変遷
部隊配置の変遷
制服の変遷
歴代空幕長

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 1950年代 ゼロからのスタート

1954(昭和29)年7月1日、防衛2法が公布され、保安隊、警備隊からそれぞれ改組された陸上自衛隊、海上自衛隊とともに、新生航空自衛隊が誕生した。朝鮮戦争休戦から1年、東アジアの安定にとって日本の軍備増強が不可欠とする米国は、文字通り“ゼロからのスタート”となった航空自衛隊に対し、日米相互防衛援助協定に基づく航空機の供与をはじめとして、基地の返還や共同使用、操縦者育成、整備教育などに全面協力。戦後の荒廃が尾を引き、造船疑獄や吉田内閣の退陣といったあわただしい世相の中で、日本の空を守るべく、航空自衛隊は歴史的な第一歩を踏み出した。


1954年7月1日、越中島庁舎で行われた航空幕僚監部の編成式。この日、防衛庁・陸・海・空3自衛隊体制がスタートした


1955年4月1日、防府基地で行われた第1期新入隊員1238人の入隊式。任命式後、新隊員を代表して渡辺義男2士が宣誓、岩城邦広航空教育隊長が式辞、佐薙毅航空幕僚副長が訓示を行った。新隊員は約2万人の中から選抜された


九州上空でF-86F戦闘機の飛行を初展示(1955年1月19日、築城基地)


最初の主力戦闘機F-86F。操縦性能、武装など攻守にバランスのとれた名機として部隊関係者から信頼された。尾翼の赤い2筋の帯は八戸基地で編成された第81航空隊第3飛行隊所属の29号機